鼻がツーンとする原因と対処法

鼻のよくある痛み

鼻がツーンと痛い場合

鼻がツーンと痛い鼻粘膜が炎症を起こしているものと思われます。原因としては、細菌やウイルスの感染、鼻のかみ過ぎ、ドライノーズなどが考えられます。

対処法

刺激を避けるため、鼻はかまないでください。乾燥しないようにマスクをしたり、部屋を加湿するのも良いでしょう。 鼻うがいをしている方は、使用する生理的食塩水を体温近く(36~37℃)にするのも有効です。症状が治まらない場合には、ご相談ください。

鼻の周りが重く痛い場合

頬の奥、眉間、額、歯の痛みなどを伴う場合には、急性副鼻腔炎が疑われます。

対処法

慢性化を避けるためにも、早急に耳鼻科を受診してください。

鼻の表面や鼻の穴の近くが痛い場合

鼻のかみ過ぎ、鼻水による刺激、炎症などが原因かと思われます。

対処法

手で触れて痛いような場合には、お早目に耳鼻科にご相談ください。

鼻の中が痛い場合

痛みに加えて、かゆみ、ムズムズ感、鼻血、息苦しさなどの症状がある場合には、鼻の中が乾燥する「ドライノーズ」かもしれません。寒く空気が乾燥している季節によく見られます。

対処法

マスクや加湿器を活用するのがもっとも簡単な対処法です。生理的食塩水の点鼻や鼻粘膜にオリーブ油を塗る方法などもあります。
ただし、病気との鑑別のため、念のため受診されることをおすすめします。

 

そのほかの鼻の症状と考えられる病気

頬の奥に痛みがある

副鼻腔炎が疑われます。眉間や額、歯の痛みなどの症状を伴っている場合には特に注意が必要です。

鼻から出血する

いわゆる鼻血です。通常は、顔を下に向けて小鼻を摘まんでじっとしていると、10分ほどで治まります。30分以上続く鼻血、繰り返す鼻血の場合には、耳鼻科を受診してください。

鼻づまり

アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが疑われます。

味やにおいがわかりにくい

アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎が疑われます。鼻詰まりや粘膜の腫れで鼻腔が狭くなり、味、においが分かりにくくなります。

鼻水が止まらない

透明な鼻水の場合にはアレルギー性鼻炎を、黄色い鼻水の場合には副鼻腔炎をまずは疑います。

鼻の痛みに対する治療法

風邪が原因の場合

お薬で症状を和らげ、しっかりと休養をとります。バランスのとれた食事、睡眠も大切です。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)が原因の場合

鼻腔、副鼻腔に溜まった鼻水を除去し、お薬で治療します。場合によっては、手術が必要になることもあります。

アレルギー性鼻炎が原因の場合

一般的には、症状に合わせて、点鼻薬、点眼薬、内服薬による治療を行います。
加えて当院では、「舌下免疫療法」、高周波で鼻腔粘膜を凝固させる「コブレーザー治療」も行っております。

鼻をかみ過ぎて痛くなった場合

鼻水の吸引器により、刺激を抑えて鼻水を除去できます。鼻水の原因となっている病気がある場合には、その治療を行います。

 

鼻風邪から起こる中耳炎に注意

鼻風邪から起こる中耳炎鼻水症状が強い風邪の場合、細菌やウイルスが耳管を通して中耳に入り込みやすくなります。特にお子様は耳管が太く短いため、鼻風邪をきっかけとして中耳炎になるリスクも高くなります。

TEL:075-752-3387WEB予約
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